荒涼

Wild & Cool

8月第4週

  • どうにも元気が出ず、寝付きも悪い。忙しいような忙しくないような。やりたいことがあるようなないような。本格的な中年の危機の様相を呈してきている。何もかも空しい。為政者は、国民の皆様がバカだってことを知っている。勝手に国民の皆様どうしで潰し合いに明け暮れることを知っている。したがって我々はまずもってウブでいてはいけない。
  • 芥川が言っていたという「作り変える力」、あれってどういうことだったっけとふと思い、柄谷の『日本精神分析』を再読。しかしまた肝心の『神神の微笑』を読まずに本を閉じてしまった。ちくまの『世界哲学史』は2巻のはじめまで来た。
  • にわかに「ライブ」が盛り上がってきており、マームとジプシー、クロノス・カルテットを勢いで予約した。奥さんがシガー・ロスを観に行き、いたく感動したようで、いかに素晴らしかったかの話を聞いていたら、やはり来年3月のビョークを予約すべきか…という気になってきつつある。世間の状況文脈的にも今は一回性ないしライブが欲されているような感じがする。共通するのはヴァイブス、振動ってことだろうか。ヴァイブスや振動をもたらすものが売れる。本には厳しい時代だ。
  • あと今週はスマートシティについて調べていた。どうやらこれからどんどん「まち」に向かう世の中になる。