- 火曜水曜と伊東に旅行に行ってきた。例によってITS経由で、初めての東急ハーヴェスト系ホテル。宿はまあまあ。ご飯は普通ぐらい。温泉はとても良かった。
- 道中も良かった。紅葉や山脈を視界に入れながら、少し窓を開け海沿いの道をゆき、車で走る体験はなかなかのスペクタクル。
- 温泉は久しぶりだったような気もするが、久しぶりでもないかもしれない。前回はいつ入ったっけ、など、湯に浸かりながら、思い出そうとしたが、思い出さなくていいよ、と自らに伝えた。湯に浸かっているあいだは考えるのをやめよう、と思い、考えるのをやめ、ああ、世界と生が融け合ったな、ウパニシャッド、ウパニシャッドってなんだったけ、などとぼんやり考えていた。考えないでいるということは、とても困難なことである。
- また、あまり見ないでいようとしたニュースなど、目に入ってしまい、気になり、ああ、世も末だな、来年は闘争に向けた一年にしなくてはな、などと思ったりした。
- 伊東は可能性を感じる町だった。駅前の商店街は地方都市によくある寂れた雰囲気だが、それを補って余りある風光明媚がもたらす生命力のようなものを感じるというか。近所に海と山があるから食うものには困らん、ここで生きていける、と町が言っている気がした。