荒涼

Wild & Cool

11/16土曜・晴れ

  • 8:30に一度起き、パートタイムジョブに出かける奥さんを見送る。その後布団へと戻る。二度寝を堪能したかったがあまり眠れず。12時ごろ布団から出て、パンなどを食べ、着替えて表参道へ。その間ほぼクエをやっていた。
  • 青山ブックセンターにてイベント。櫻田さんも清水さんも私にとって特別な著者さんである。もう少し集客しなくてはならないところだったが、グラレコの皆さんの加勢もあり、楽しげな感じになってよかった。自身の司会っぷりは相変わらず低レベルであった。「あのー」や「まあ」を極力言わない、あと喋ってる最中におれがよくやる、自分が喋っている内容そして自分が喋っていることそれ自体に対して自嘲気味に笑う癖を極力抑えたかったが、特に改善は見られなかった。
  • 行きの電車で、思うところあり、クエはやらずにキンドルに入っていた『風姿花伝』を読み出した。まだ半分未満だが面白い。しかし帰りの電車では終始クエっていた。ほんとうに、中毒だ。勝てないのにやめられない。しかし今、やめたいと思うようになっている。奥さんに相談したところ、「共存できないの?」と。もっともである。この時間からこの時間まではクエ、それ以外は読書する、など、自らを御せばいい。のだが、それが今の私には非常に苦しい。薬物で捕まる芸能人を私は笑えない。
  • こういったゲームの、「考えないでいさせてくれる」という力が、凄いことであり、そして恐ろしいことである。私はこの一年、「会社に行きたくない」と思うことが多かったが、クエがそこから救ってくれた。クエっている間は会社のことも仕事のことも家庭のことも人生のことも考えないでいられる。光におびき寄せられる虫のように、クエに夢中になっていた。今ようやく、やめようかな、やめたいな、と思えるようになったことと、最近ようやく次の企画について考えられるようになったことは、偶然ではなく、両者の根っこは同じであろう。リハビリからそろそろ抜け出したいところである。